11月からいよいよ1年間の農家研修が始まります。この1年で沢山のことを学び貴重な経験に変えて行こうと思っています。
このブログではそんな1年間の研修の記録を残すと同時に僕と同じように農業をやろうかな?やってみたいなっていう志しの方や、僕の実践する農法に興味がある方、小さなお子さんにも安心して食べさせられるオーガニックなお野菜をお探しの方にもぜひ見てもらえたら幸いです。

理念という理想の追求
前回の記事で量より質の農業と書きましたが、生業として農を営むからには収量イコール収入に反映されるので収穫量はとても重要ですし、たとえ質が良くても売れなければ続けるのも困難になります。
理想と現実のバランスはとても大事ですね。
現実的にこの時代の新規就農者として僕は何を大切にするのか?誰に届けたいのか?何の為に?という自問自答を繰り返しています。
自分の理想とするファーマー像と自分の理念が詰まったその農法を実践し探求することで環境だけでなく人をも大切にした農業が出来ると考えています。
僕たちの育てるお野菜を選んでくださる方達の健康を第一に考えながら環境にも良い農法を実践するのが僕たちの現実です。
そういった想いで自分の農法を探求していますが、あくまでも自分の農法を主張することには全く興味がありません。
作り手さんにはそれぞれのこだわりやポリシーがあるはずですし、どの農法にもメリットやデメリットがあります。
何を選ぶかはその人の自由であってそれを批判したり自分を正当化したりする事には全く興味がないのです。
僕が大切にしているのは食べる人の健康に直結する命に関わる重要な仕事であるという責任と、草や虫や菌や微生物など多種多様な生命の循環をも大切にしたいという想いです。
その想いの中で育まれた肥沃な土壌は健康でパワフルでポジティブなエネルギーに溢れたお野菜を養ってくれると強く信じているからです。
そんな僕ら2人の理念と理想の詰まった農園をShonan Regenerative Agriculture 八一農園 (はちいちのうえん)と名付けました。
本格的な動きはまだ先の話しですが、こういうプロセスを楽しむのが大好きです。
人にも環境にも優しい再生可能な農業は関わる全ての人の心と身体を再生します。食べる人の健康と地球の環境を再生することで地域や社会に貢献します。
日本から世界を平和に。そんな願いを込めた国番号の八一。それが僕たちの目指す農業です。
まずはこの1年で自分自身を再生させるところから始めようと思います。
サーフィン文化の湘南の片隅でそんな想いを馳せながら畑に向かうシンプルな日々。僕らの育てるお野菜や農園の活動にも少しづつ興味を持っていただけたら嬉しいです。
そしてこのブログが同じ志しを持つ方々の参考になればまた幸いです。